漆蒔上絵物語 ー 『和絵具』と『洋絵具』ちょっと説明の巻

私が使っている絵具には『和絵具』と『洋絵具』があります。
大きな違いは、『洋絵具』は絵具粉の色と焼成後の色がほぼ同じであるのに対して、
『和絵具』は赤でも青でも、絵具粉の色は全部同じ様な淡い色をしていることです。
このことは以外に大きな問題です。
例えばいろんな色で水玉を描いているとします。
『和絵具』の場合は「私は今赤を使っている、今は青を使っている。」としっかり認識していないと、
どんな色のバランスで水玉を描いているのか、判らなくなってしまいます。
下絵を作って確認しながら制作しないと結構大変です。
『和絵具』は焼成後初めてはっきり色が現れてくるので、
窯出しする時は、「わぁ〜きれい!」とわくわく楽しいのです。

尚絵具の成分については、日本では食品衛生法で厳しく基準が決められています。
制作した作品は、岐阜県セラミックス研究所で検査をしてもらっていますので、ご安心下さい。

廃業されてしまった絵具屋さんで購入した洋絵具です。
d0156360_20301418.jpg


九谷から買っている和絵具です。
d0156360_20303744.jpg
[PR]
by studio-tokuda | 2010-05-28 20:44 | 漆蒔上絵物語 | Comments(2)
Commented by hinatado at 2010-05-29 07:46
毎度です。
ためになります。
大学で習ったことより、かなり専門的だなと感心しております。

本当に豆だな~。
Commented by studio-tokuda at 2010-05-29 22:51
hinatado様
ティアラ展よろしくお願いします。
多治見の学校でも、上絵を教えられる先生がいらっしゃらなくなってきました。
私でできることを伝えたいと、本気で思っとります。
ぼちぼちとですが、よろしくです。

<< 漆蒔上絵物語  その8ー銀彩の作用 展覧会のお知らせ  ーティア... >>