慶二さんの穴窯 その - 2


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ぐるっと煙突の後ろを廻り焚き口に戻ります。

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側面です。上の穴から炎が吹き出しています。
この時間の温度は1220度あたりでした。

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焚き口に戻ってきました。
この窯は、窯そのものが慶二さんのたたずまいで、大きな作品のような印象があるのです。

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薪です。松です。
窯の近くは、松の焼ける香ばしい薫りがしていました。

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焚き口のふたを開け,薪をくべています。
ふたを開け、ぽんぽんと薪を投げ入れ、またすぐに蓋を閉めるのですが
この時は、たまたまたくさん入れたままでした。

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窯の一番後と煙突の間にあるドラフトにも薪をくべていました。
ドラフトというのは、窯の中の空気の流れを調整する穴です。
いつもはレンガなどでふさがっています。

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一番奥が慶二さんです。
東濃の若手作家のみなさんが、4日間交代でお手伝いなさっていました。

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私はたぶん12年程前に、この慶二さんの穴窯の
お手伝いをしたことがあるのです。
といっても、まだその頃は焼き物の知識も無く・・・
そんな私が仰せつかった役割は
『夜の鏡』の役でした☆


その時の慶二さんは、薪をくべるタイミングを
煙突からの煙で判断なさっていました。
慶二さんの穴窯焚き口からは、煙突が見えません。
そこでお昼間は、焚き口左手にある樹の根元に鏡を置き
煙突の先が写り込むよう角度調整し
それを見て判断なさっていました。
でも夜になると、鏡が役に立たないのであります!
そこで私の出番!!!『夜の鏡』の登場でっす☆
お昼間鏡があった場所に私が座り
「はいっ、出ましたぁ~(煙が)」「はいっ、出ましたぁ~」
これを朝日が昇るまで、やらせていただきました。。。


そんなに大変だった記憶は無く
ただとっても、寒かったことは憶えています。
季節もいつだったか忘れてしまいました・・・
後日その時お礼にと、慶二さんからその窯の
素敵なぐいのみをいただいたのでした ♪


今回久しぶりにその穴窯たきを見学させていただき
あ~~時間が過ぎたんだなあと、、、
感慨深いものがありました。。。
慶二さんは今70代になられ「今が一番楽しい!」
とおっしゃっています。
「50、60は鼻たれ小僧
70になって初めてものが見えてくる」とも。
今年の催しも全部無事に終了したこともあり
「これからもがんばろ・・」と
松のいい薫りの中で、想った雨の夜でありました。
窯出しは来年になるそうです。


この窯の作品は来年1月、友人の小島久弥氏のLギャラリー
伊藤慶二個展で発表されます。お楽しみに☆☆☆
そして楽しいクリスマスを ♪
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by studio-tokuda | 2013-12-25 01:17 | つれづれ | Trackback | Comments(4)
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Commented by chin at 2013-12-25 10:21 x
備前で焼き物をしている私の知人も、いま丁度窯焚きをしていて、画面を見ているとふたつがゴッチャになりそうです。
学生時代に少なからず窯焚きを経験している私としては、これらの写真はなんとも羨ましい光景です。
あの緊張感、炎がかもし出す神聖な空気。
もう一度その中に浸ってみたいと思うのでした。
Commented by studio-tokuda at 2013-12-26 00:38
chin様
火を見ると、人間の何かのDNAスイッチ入るんだろうね☆
もう多治見でも薪の窯たける場所は、限られてきちゃったみたいです。薪も松は高価だしね。。。
Commented by beng at 2013-12-26 05:58 x
常滑で昔の窯をみたことある
火をいれてるのは、初めて観た!
メラメラ炎が伝わる〜
Commented by studio-tokuda at 2013-12-26 23:45
この写真を撮った時は、たまたま煙突からわざと炎を出す
強還元の焼き方の時でした。
メラメラ薪をたくさん燃せば
窯の温度が上がるわけではないのです。
静かに効率よく燃やす方が、燃費?がよいのですよ〜。
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