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南アフリカの作家ーウィリアム・ケントリッジ

サッカーやってますね。
今までに数える程ですが、なぜか心の網膜のゴールにバシッと飛び込み、
焼き付いてしまう作品に出会うことがあります。
好きな作家なら他にもいるのですが、
少し違った感覚で、なぜか心の網膜に焼き付く作品がまれにあるのです。

古くは17歳頃高校の古美術見学旅行で出会った、寒い雪の日の奈良聖林寺十一面観音。
寒さも手伝い?鳥肌たちました。
美大浪人中、京都に見に行ったホドラー展。
会場に充満する冷たく濃厚な独特の空気感に圧倒されました。
最近では横浜トリエンナーレ2001で出会った、ウィリアム・ケントリッジの小さな箱形の映像作品。
真っ暗な部屋の小さな箱形の作品の中で羽ばたく、
美しい木炭色のドローイングのアニメーションの鳥の姿に、なぜか眼が釘付けになりました。
初めて見る作品。作家の名前も知りませんでした。

彼の名前はウィリアム・ケントリッジ。南アフリカの作家です。

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by studio-tokuda | 2010-06-28 00:31 | つれづれ | Comments(0)

漆蒔上絵物語ーまとめの巻き

日本には昔から歌舞伎や浮世絵等、とても鮮やかな色を楽しむ文化があります。
最近は私の廻りに、上絵をする作家さんはほとんどいません。
今後、材料の絵具や道具の調達も少し心配ですが、
少しでも皆さんに上絵に興味を持っていただき、
色の持つ力と魅力を楽しんでいただけたら嬉しいと思っています。
最近漆蒔上絵に興味を持ち、仕事場を訪ねて下さる若い方が何人かいらっしゃり、
ちょっと嬉しいです。私で伝えられることは繋いでいきたいと思っています。

私は特別目新しいことや奇抜なことをしようとは、全く思っていません。
ただ、先人達の残してくれた知恵のかたまりを、
今という時代の空気の中で呼吸させてやりたいのです。
その結果出てきたものが、今という時代に新鮮に感じていただけたら、
そんなに嬉しいことはありません。

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by studio-tokuda | 2010-06-24 01:03 | 漆蒔上絵物語 | Comments(2)

漆蒔上絵物語 その14ー多くの出会いに感謝

長々と書いてきました。
いろんな方の助けをかりて、なんとか今にいたっています。
ただ直感でおもしろいと思い続けてきましたが、
気が付けば10年近く続けているうちに、いろいろな物語をいただきました。
今ではだんだんこの技法がいとおしくなってきています。

*多くの職人さんの数だけ技法があったこと。
*皆さん切磋琢磨して技術を競い合っていたこと。
*それ故その技法を隠していたこと。

そんな経緯があったため、経済効率の良い転写紙の開発により、
主に安い雑器に施す職人仕事であった漆蒔上絵技法が、
仕事そのものの消滅と共にすたれていったことは、仕方が無かったのかもしれません。

そしてきっと、同じ様に日常の少しの生活の楽しみをくれた、
今では静かに消えてしまった職人に支えられたささやかな小さな技法が、
日本中にあったんだと思います。
私が今までやってこられたのは、そんな大勢の職人さん達の、
目には見えない後押しがあった様な気がしてなりません。次回で一旦終了します。

ミニ盆栽鉢と袋です。
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by studio-tokuda | 2010-06-22 23:51 | 漆蒔上絵物語 | Comments(0)

プロフィール補足です ー 児島善三郎さんのこと

国分寺に住んでいた当時のアパートは、
日本の洋画界の先人、児島善三郎さんのお屋敷の敷地の中にありました。
偶然松籟窯という窯もあり、自分の食器を作っていました。

私のプロフィールの中で、児嶋善三郎さんと書いてしまいましたが、
児島善三郎さんの間違いです。お詫びして訂正します。
アパートの大屋さんの児嶋さん(善三郎さんのお孫さんです。)は、
六本木兒嶋画廊のオーナーです。
善三郎さんは児島さん。大屋さんは児嶋さん。画廊の名前は兒嶋画廊です。

アパートや松籟窯は無くなりましたが、跡地には大屋さんの新しいお家が建っています。
もうお判りですね。藤森照信さん作品です。ヘンテコです。
外壁は銅板です。楽しいです。「チョコレートハウス」という名前がついています。
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by studio-tokuda | 2010-06-20 19:28 | プロフィール | Comments(0)

漆蒔上絵物語 その13−解ってきたこと

私が手探りでなんとかやってきた漆蒔上絵の技法が、
*明治から昭和40年代頃までこの地で盛んに行われていた。
*名品ではなく、主に価格の安い日用雑器に施されていた為に、
 今ではほとんど作品が残っていない。
*経済効率に追われ転写紙に取って替わられ、仕事そのものがなくなりすたれてしまった。
*職人の数だけ技法があった。
*職人が技術を切磋琢磨する故、皆さん技法をかくしていた。

多くの方に出会い助けていただきながら、以上の様なことがだんだん解ってきました。
そしてさらに、上絵組合というものが細々とこの町にあり、
あんなに探した漆もこの組合で売っていたこと等を、初めて知ったのでした。

日用雑器であったため昔の作品はほとんど残っておらず、
私は今でも昔の漆蒔上絵の作品を、一度も見たことが無いのです。続く。
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by studio-tokuda | 2010-06-17 20:08 | 漆蒔上絵物語 | Comments(0)

漆蒔上絵物語  その12ー職人さんとの出会い

いろいろとありがたい御縁をいただき、
初めて上絵組合理事長の職人さんにお会いすることができました。
さ〜〜大変!私の理事長さんへの質問攻めが止まりません!!
だってやっといろいろ聞ける人に会えたんです。
そんな私の質問攻めに理事長さんは、
「今度一度仕事場にいらっしゃい」と言って下さいました。待ってました!
少し仕事のスケジュール調整でもたもたしていた私に、
今度は理事長さんから「いつ来るんだい?」と催促のお電話をいただき、嬉しい恐縮。
さっそくMAVOの仲間に撮影助手を頼み引き連れ、ビデオ片手にお邪魔しました。


いただいた道具です。漆をのばすガラス板をはめ込んだもの。右側の釘は
漆をのばすローラーをひっかけるためのもの。ちゃんと意味があります。
この道具はもったいなくてまだ使えません。
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by studio-tokuda | 2010-06-17 00:07 | 漆蒔上絵物語 | Comments(0)

漆蒔上絵物語  その11ー不思議な御縁

そんな綱渡りの様な状態ですが、なんとか少しずつ制作を続けていました。
ある日、七年程前から続けている「認知症の方を中心とした焼き物教室」
(この教室のことはエピソード満載ですので、また後日書いていこうと思っています。)
を取材していただいたことが御縁で、朝日新聞さんが私の個展の案内を、
簡単な漆蒔の技法も含めて紹介して下さいました。

その記事を多治見市役所の「上絵の保存と復活の運動」に関わっていらっしゃる方が偶然ご覧になり、
個展会場を訪ねてくださいました。
もちろん私はそんな市役所の運動なんて全く知りません。初耳でした。
私自身、多治見の焼き物の歴史の中で上絵を考えたことはありませんでした。

東濃は長い歴史のある焼き物の町ですが、主な生産は土岐市と瑞浪市でした。
多治見市は卸の町であったので、上絵をすることで収入を得ており、
かつては多くの上絵職人さんがいらしたんだそうです。
不思議な御縁のおかげで、その後初めて上絵組合理事長の職人さんにお会いすることができ、
お話を伺うことができました。
初めて多治見の上絵の歴史をいろいろ知ることができたのです。続く。
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by studio-tokuda | 2010-06-13 17:03 | 漆蒔上絵物語 | Comments(0)

NYから普通のうつわのお話など

ムサ美の油絵の同級生が、もう25年くらいNYに住んでいます。
今日は彼女が知らせてくれた、興味深いいろいろを紹介します。

彼女上原明美さんはテキスタイルの仕事等をしていましたが、
今はうつわのデザインの仕事をしています。
便利な世の中になったもので、うつわの展示会の様子等を時々知らせてくれます。
彼女はごく普通のアメリカの人たちが使っている、お皿等のデザインをしています。
うつわの形やデザインは、食べているものに大きく影響されています。
私達は毎日お寿司やしゃぶしゃぶを食べている訳ではありません。
アメリカの人達が普段何を食べているのか、知っているようでよく知らないなと思い、
上原さんの廻りにいるNYの人達の、ごく普通の食生活のことを教えてもらいました。


4月にNYで行われた展示会の写真だそうです。
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会社のウインドウディスプレイは見られるようです。
NYに行かれた時にはのぞいてみてはいかがでしょう。 
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by studio-tokuda | 2010-06-11 22:21 | つれづれ | Comments(2)

お知らせです

こちら東海地区では、多くの皆さんが中日新聞を
(関東だとたしか東京新聞です。)読んでいらっしゃいます。
この中日新聞東濃版?に、焼き物作家さんを紹介している「焼き物百科」という連載があります。
本日6月9日水曜日朝刊の『焼き物百科」に、恥ずかしながら私が登場いたします。
初々しい若者の記者さんが一生懸命取材して下さいました。
東濃地区にお住まいの方は読んでみてください。

次回はNYからの普通のうつわの情報などを書きます。お楽しみに!
漆蒔上絵物語もまだ続きま〜す。

漆蒔こども茶碗です。私は毎朝これで玄米&納豆&具だらけお味噌汁です。
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by studio-tokuda | 2010-06-09 00:26 | お知らせ | Comments(0)

今週末のお知らせです

祐天寺日向堂 さんでのティアラ展、隣町のギャラリー萬葉さんでの個展、無事に始まりました。
ティアラ展の様子はこちらの店長さんのブログから見られます。
店長さんの夜なべお手製の素敵なクッションに飾られて、ティアラ達はとってもゴージャスでございます。

またギャラリー萬葉さんに於いて、今週末6日の日曜日午後2時より、
私が「漆蒔上絵」についてお話することになっています。大変お恥ずかしいですがお知らせまで。
みなさんよい週末をおすごしください。


アクセサリーです。手の形はチェコのお菓子の抜き型を使ってみました。
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by studio-tokuda | 2010-06-03 21:10 | お知らせ | Trackback | Comments(0)