銀彩の訂正と補足です

先日の銀彩の説明で、銀液を薄める薬品の名前をうっかり間違えていました。
ソルベントではなくてケミソルです。お詫びして訂正します。

銀液は「金油」で薄めたりもするようですが、使ったことがないのでよく判りません。
日本金液さんのHPを見るといろいろ判ると思いますので、興味のある方はご覧になってみて下さい。
私も漆蒔上絵模索中には大変お世話になりました。

ケミソルのビンです。
ご覧のようにトルエンなど入っていますので、
換気をよくして仕事しています。
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# by studio-tokuda | 2010-07-11 02:38 | 焼き物 | Comments(0)

銀液の大変〜身!

銀彩のお話です。
漆蒔上絵物語の中にも出てきましたが、銀彩とは、銀が薄く表面に張りついている状態です。
銀彩の他には、金やプラチナやパラジウム(銀よりもパカパカのあっけらか〜んと光る感じです)
といった種類もあります。
私は漆蒔上絵を模索中に大変お世話になった、日本金液さんの銀液と金液を使っています。
銀液は、エスプレッソを煮詰めたような色のドロドロの臭い液です。
その銀液がどのようにピカピカの美しい銀彩に変化していくのか、銀液の大変身を紹介します。


以前にもご紹介した富士印がキュートな銀液のビンです。
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ワイングラスが途中から曲がった様な、
ガラス製の専用の入れ物に入れて使います。
ドロドロの臭い液体です。
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銀液を筆で塗ったところです。
濃すぎる時にはソルベントという薬品で薄めます。
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700度で焼成して窯から出したところです。
酸化膜がかぶさっているので白く粉をふいたようです。
まだ光ってはいません。
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ジルコンペーパーという、
サンドペーパーに似たもので磨きます。
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磨くと初めて酸化膜が取れて光ってきます。
右半分が磨いた状態です。
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釉薬がかかっている上に塗られた銀液は
ピカピカになりますが、
釉薬がかかっていない表面に塗られた銀液は、
マットなにぶ銀になります。
釉薬ありとなしの状態を利用して、
ピカピカとにぶ銀状態をデザインに活かしたティアラです。
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# by studio-tokuda | 2010-07-09 23:52 | 焼き物 | Comments(0)

ピアニスト

蒸し暑い毎日です。
先週末から漆蒔をしていましたが、あっという間に漆が乾いていくのを実感します。
落としきれなかった指の漆を気にしつつ、土曜日はピアノリサイタルに行ってきました。
高校時代のブラスバンド部の先輩がピアニストなのです。
極少人数のブラスバンドでしたが、演奏の楽しさは今でも憶えています。
少人数ゆえ、もっぱら映画音楽やクラシックやってました。
私はクラリネット、ピアニストの先輩はフルートでした。

リサイタルでは毎回曲についての簡単な解説パンフレットをいただきますが、
知らないことばかりなので、それも楽しみです。

一時腰を痛めていらしたのですが、今年は前回よりパワフルでお元気そうでした。
われわれはロクロで腰を痛めやすく職業病ですが、ピアニストさんも腰をやられるのだそうです。
そう思ってみてみると、確かにペダルをふまなきゃいけないので、
腰に負担のかかる姿勢だなあと思いました。

やっぱりライブはいいですね〜〜!
小学2年までピアノ習っていたので、リサイタルに行くといつもまたやりたくなります。
表現方法こそ違いますが、音楽に対する先輩の真摯な姿をみて、励まされた楽しい雨の夜でした。
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# by studio-tokuda | 2010-07-05 23:41 | つれづれ | Comments(0)

萬葉さん個展終了しました

7月になりました。
6月1ヶ月間にわたるギャラリー萬葉さんでの個展、おかげさまで無事に終了しました。
お越しいただいた皆様、ありがとうございました。

ちょうど会期中に中日新聞さんが私の漆蒔上絵を紹介をして下さったので、
その記事をご覧になり、昔漆蒔をなさっていた職人さんが何人か訪ねて下さいました。
新しいいろいろを教えていただき、是非次に伝えてほしいと励ましの言葉もいただき、嬉しかったです。

例えば、利き酒に使う白地の底に二重の紺色の円が描いてある器がありますが、
あの紺色部分は、検査用に一番適しているのは漆蒔上絵なんだそうです。
お酒のテストの詳細はよく知りませんが、紺色が少しモッコリと盛り上がっているとよいんだそうです。
漆蒔上絵はモッコリさせると、普通絵具が煮えてぶくぶくになってしまいます。
そうならないように、多治見の焼き物の会社が特許を取っていらっしゃるそうです!
知りませんでした〜〜。おもしろいですね〜。

次は8月中旬に東京目白で個展です。
それに向けての準備等で、再びばたばたと過しています。
蒸し暑くなってきました。夏は大好きなのですが、この時期の蒸し蒸しは少々こたえます。
8月新鮮な作品をお見せすることができるように、
毎朝の体操&腹筋、身体メンテナンスしつつ乗り切りま〜す。
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# by studio-tokuda | 2010-07-01 00:11 | お知らせ | Comments(2)

南アフリカの作家ーウィリアム・ケントリッジ

サッカーやってますね。
今までに数える程ですが、なぜか心の網膜のゴールにバシッと飛び込み、
焼き付いてしまう作品に出会うことがあります。
好きな作家なら他にもいるのですが、
少し違った感覚で、なぜか心の網膜に焼き付く作品がまれにあるのです。

古くは17歳頃高校の古美術見学旅行で出会った、寒い雪の日の奈良聖林寺十一面観音。
寒さも手伝い?鳥肌たちました。
美大浪人中、京都に見に行ったホドラー展。
会場に充満する冷たく濃厚な独特の空気感に圧倒されました。
最近では横浜トリエンナーレ2001で出会った、ウィリアム・ケントリッジの小さな箱形の映像作品。
真っ暗な部屋の小さな箱形の作品の中で羽ばたく、
美しい木炭色のドローイングのアニメーションの鳥の姿に、なぜか眼が釘付けになりました。
初めて見る作品。作家の名前も知りませんでした。

彼の名前はウィリアム・ケントリッジ。南アフリカの作家です。

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# by studio-tokuda | 2010-06-28 00:31 | つれづれ | Comments(0)