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漆蒔上絵の特徴の巻

漆蒔上絵の特徴は、とにかく色が美しく発色するということです。
鮮やかな強い色はもちろん、淡い色もとっても鮮やかに発色してくれます。
漆をテレピンオイルでゆるめて塗ると、最初は筆跡がありますが、
しばらくすると水面の様に筆跡が無くなってきます。
画用紙に「水彩絵具をポタンとたらして、そのままそっと乾かした様な感じ・・。」
と言えばわかりやすいでしょうか。
そしてそのままの状態で半分乾かした漆に、粉の絵具をくっつけ焼く訳ですから、
その静かな水面状態のまま、色面になるのです。

ピッタリパッキリとした感じなのですが、少し濃淡もあり、
転写紙の均一なピッタリ感とは違う、かすかなゆらぎがあります。
(転写紙には転写紙のよさがもちろんあります。)
独特な発色の鮮やかさが、哀愁をおびているとでも言うのでしょうか?
皆さん、なんだかとても懐かしさを憶える感じだとおっしゃいます。
漆蒔の上絵にはそんな特徴、魅力があるのです。続く。

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by studio-tokuda | 2010-05-20 23:09 | 漆蒔上絵物語 | Comments(0)
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