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漆蒔上絵物語  その10ーまたもや助けていただく

とにかく銀液を新しくしたことしか考えられない私は、銀液の会社に相談することにしました。
その日の夜、会社の電話番号を調べようとHPを見たところ、
そこに御相談コーナーがあるではありませんか!
藁にもすがりたい私は、漆探しの時の様にとうとうと、経過を書かせていただいたのでした。

そして翌朝!銀液の会社の方がわざわざ御親切にお電話を下さったのです。(涙涙)
さっそく会社に伺いました。
御丁寧に応接室で対応していただき、おおよその原因がつかめてきました。
さらにその足で、隣町S 市に一軒だけ残っている焼き物の絵具屋さんに行き御相談。
まずはそこのおじさんに大笑いされました!
そして「これ読んどきゃあ!」と小さな印刷物を渡され一喝。
私は上絵の窯の基礎の基礎を知らなかったのです。

右が金液、左が銀液です。パッケージの富士山が可愛らしいんです。d0156360_2231569.jpg





銀液とはプラスチック溶剤の中に銀の粉が混ぜ込まれたものです。
その溶剤が、窯の中で400〜450度くらいまでは燃えるとのこと。
窯の中でものが燃えるということは、還元状態になるということなんです!!
(還元とは、窯の中が酸欠状態になることです。)
この現象は「ガスまき」といって、上絵の窯にとってはとても良くないことだったのです。

これを防ぐには、
*とにかく窯の中に酸素をたくさん入れてやること。
*窯のふたを400度くらいまではしっかり開けておくこと。
*作品はあんまりたくさん入れないこと。

私はしてはいけないことを、全部まとめてやっていた訳です。
でも、失敗してよかった。原因が分かりました。
漆蒔の色の際に銀彩を入れると、色に深みが出ると気付いて制作していましたが、
その理由も判りました。ほんとに今回もいろんな方に助けていただきました。感謝。続く。
by studio-tokuda | 2010-06-02 22:51 | 漆蒔上絵物語 | Comments(4)
Commented by えつます at 2010-06-07 20:45 x
毎回細腕繁盛記感心して見ているよ。
「これ読んどきゃあ!」で第8話は続くだね。

応援しているよ。

追伸:マーさんドイツに現る。
Commented by studio-tokuda at 2010-06-07 23:51
えつます様
読んでくれててありがと〜。まだまだ続きます。
マー&シバブーのケルン二人展どんなんかしら?
Commented at 2010-06-08 06:51 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2010-06-08 23:46
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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