人気ブログランキング |

萬葉さん個展終了しました

7月になりました。
6月1ヶ月間にわたるギャラリー萬葉さんでの個展、おかげさまで無事に終了しました。
お越しいただいた皆様、ありがとうございました。

ちょうど会期中に中日新聞さんが私の漆蒔上絵を紹介をして下さったので、
その記事をご覧になり、昔漆蒔をなさっていた職人さんが何人か訪ねて下さいました。
新しいいろいろを教えていただき、是非次に伝えてほしいと励ましの言葉もいただき、嬉しかったです。

例えば、利き酒に使う白地の底に二重の紺色の円が描いてある器がありますが、
あの紺色部分は、検査用に一番適しているのは漆蒔上絵なんだそうです。
お酒のテストの詳細はよく知りませんが、紺色が少しモッコリと盛り上がっているとよいんだそうです。
漆蒔上絵はモッコリさせると、普通絵具が煮えてぶくぶくになってしまいます。
そうならないように、多治見の焼き物の会社が特許を取っていらっしゃるそうです!
知りませんでした〜〜。おもしろいですね〜。

次は8月中旬に東京目白で個展です。
それに向けての準備等で、再びばたばたと過しています。
蒸し暑くなってきました。夏は大好きなのですが、この時期の蒸し蒸しは少々こたえます。
8月新鮮な作品をお見せすることができるように、
毎朝の体操&腹筋、身体メンテナンスしつつ乗り切りま〜す。
# by studio-tokuda | 2010-07-01 00:11 | お知らせ | Comments(2)

南アフリカの作家ーウィリアム・ケントリッジ

サッカーやってますね。
今までに数える程ですが、なぜか心の網膜のゴールにバシッと飛び込み、
焼き付いてしまう作品に出会うことがあります。
好きな作家なら他にもいるのですが、
少し違った感覚で、なぜか心の網膜に焼き付く作品がまれにあるのです。

古くは17歳頃高校の古美術見学旅行で出会った、寒い雪の日の奈良聖林寺十一面観音。
寒さも手伝い?鳥肌たちました。
美大浪人中、京都に見に行ったホドラー展。
会場に充満する冷たく濃厚な独特の空気感に圧倒されました。
最近では横浜トリエンナーレ2001で出会った、ウィリアム・ケントリッジの小さな箱形の映像作品。
真っ暗な部屋の小さな箱形の作品の中で羽ばたく、
美しい木炭色のドローイングのアニメーションの鳥の姿に、なぜか眼が釘付けになりました。
初めて見る作品。作家の名前も知りませんでした。

彼の名前はウィリアム・ケントリッジ。南アフリカの作家です。

続きはこちら
# by studio-tokuda | 2010-06-28 00:31 | つれづれ | Comments(0)

漆蒔上絵物語ーまとめの巻き

日本には昔から歌舞伎や浮世絵等、とても鮮やかな色を楽しむ文化があります。
最近は私の廻りに、上絵をする作家さんはほとんどいません。
今後、材料の絵具や道具の調達も少し心配ですが、
少しでも皆さんに上絵に興味を持っていただき、
色の持つ力と魅力を楽しんでいただけたら嬉しいと思っています。
最近漆蒔上絵に興味を持ち、仕事場を訪ねて下さる若い方が何人かいらっしゃり、
ちょっと嬉しいです。私で伝えられることは繋いでいきたいと思っています。

私は特別目新しいことや奇抜なことをしようとは、全く思っていません。
ただ、先人達の残してくれた知恵のかたまりを、
今という時代の空気の中で呼吸させてやりたいのです。
その結果出てきたものが、今という時代に新鮮に感じていただけたら、
そんなに嬉しいことはありません。

d0156360_0515253.jpg

 続きはこちら
# by studio-tokuda | 2010-06-24 01:03 | 漆蒔上絵物語 | Comments(2)

漆蒔上絵物語 その14ー多くの出会いに感謝

長々と書いてきました。
いろんな方の助けをかりて、なんとか今にいたっています。
ただ直感でおもしろいと思い続けてきましたが、
気が付けば10年近く続けているうちに、いろいろな物語をいただきました。
今ではだんだんこの技法がいとおしくなってきています。

*多くの職人さんの数だけ技法があったこと。
*皆さん切磋琢磨して技術を競い合っていたこと。
*それ故その技法を隠していたこと。

そんな経緯があったため、経済効率の良い転写紙の開発により、
主に安い雑器に施す職人仕事であった漆蒔上絵技法が、
仕事そのものの消滅と共にすたれていったことは、仕方が無かったのかもしれません。

そしてきっと、同じ様に日常の少しの生活の楽しみをくれた、
今では静かに消えてしまった職人に支えられたささやかな小さな技法が、
日本中にあったんだと思います。
私が今までやってこられたのは、そんな大勢の職人さん達の、
目には見えない後押しがあった様な気がしてなりません。次回で一旦終了します。

ミニ盆栽鉢と袋です。
d0156360_23462389.jpg
# by studio-tokuda | 2010-06-22 23:51 | 漆蒔上絵物語 | Comments(0)

プロフィール補足です ー 児島善三郎さんのこと

国分寺に住んでいた当時のアパートは、
日本の洋画界の先人、児島善三郎さんのお屋敷の敷地の中にありました。
偶然松籟窯という窯もあり、自分の食器を作っていました。

私のプロフィールの中で、児嶋善三郎さんと書いてしまいましたが、
児島善三郎さんの間違いです。お詫びして訂正します。
アパートの大屋さんの児嶋さん(善三郎さんのお孫さんです。)は、
六本木兒嶋画廊のオーナーです。
善三郎さんは児島さん。大屋さんは児嶋さん。画廊の名前は兒嶋画廊です。

アパートや松籟窯は無くなりましたが、跡地には大屋さんの新しいお家が建っています。
もうお判りですね。藤森照信さん作品です。ヘンテコです。
外壁は銅板です。楽しいです。「チョコレートハウス」という名前がついています。
d0156360_19195634.jpg

続きはこちら
# by studio-tokuda | 2010-06-20 19:28 | プロフィール | Comments(0)